2020年07月06日

小池さんの政治力

東京都知事選が終わった。午後8時の投票終了と同時に当選確実が報じられ、TV画面に小池知事の笑顔が大写しになる。予想通り、現職知事が有象無象の他候補をなぎ倒して圧勝した。

選挙が直近4年間の都政に対する審判なら、小池さんにとって甘〜い結果ではある。受動喫煙防止条例を除けば、再戦に値する、コレと云った実績は見当たらない。

例えば、魚河岸の豊洲移転は、事態を無駄に空転させて血税を浪費しただけだった。安全安心の空疎なスローガンを唱えて正義の味方を気取り、何ら非もない石原御大を糾弾する姿は醜悪だった。

「都民ファースト」は都議会改革の謳い文句だった筈だが、突如として国政進出に色気を見せ始めて、都の改革はどこかに消えた。いい加減さが露呈したせいか、小池新党は総選挙で惨敗した。

前回選挙時は待機児童ゼロ、都道電柱ゼロなど、耳障りの良い公約「7つのゼロ」を掲げたが、全く実現していない。公約の中身がゼロだったと思うしかない。

コロナ関連で連日、TVに登場したが、首長として特段の指導力が発揮出来た訳でもない。レインボーブリッジを青や赤に染めるのは構わないが、何を基準にするのか、さっぱりわからない。

困窮者の経済支援が必要な環境とは云え、1兆円もの都財政調整基金を短期間にバラ撒いたのは失策だろう。石原都知事が血の滲むような努力で健全化した都の財政は、再び破綻の危機を迎える。

コレでも楽々と再選に至ったのは、云うまでもなく対抗馬不在ゆえだ。自民党都は独自候補を立てる素振りすら見せなかったし、五輪潰しを狙う半島系パヨク連中に都政を任せる訳にもいかない。

但し、ソレだけじゃない。公約をコロリと忘れようと、好き勝手にレインボーブリッジを染め上げようと、ま、いいんじゃない、と思わせる何かを彼女は持っているのだ。


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posted by yohkan at 08:41| Comment(60) | 指定なし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする