2019年08月12日

N国党は受信料を呪うのか?

NHKの政見放送に登場し、当の放送局を批判するシュールな演出で視聴者を笑わせてくれたN国党。参院選で予想外の議席を得た勢いそのまま、何やかやと話題を提供して脚光を浴びる。

「NHKから国民を守る党」と聞いてもピンッと来ないが、即席政党のようでいて、実は代表の立花さんが6年前に設立し、市や区など、地方自治体の議員を幾人も輩出しているそうだ。

今春の統一地方選では30名近くを当選させたから、それなりの政治勢力であることは間違いない。旧来の既成政党にない魅力を感じ、彼らに期待する有権者が結構いるらしい。

但し、N国党は「NHKを視聴しない理由で受信料を支払わない方を全力でサポートします」とのスローガンを掲げ、NHK放送のスクランブル化を提言するのみ。主張はソレ一本だ。

潔いと云えば潔いが、NHK以外の政治課題で、何を考えているのか分からない。受信料制度に不満を持つ国民がいるにせよ、シングルイシューでよく選挙が戦えるものだと半ば驚き、半ば呆れる。

NHKを擁護する訳じゃないが、受信料は年払いで約2万5千円と、別に高額とは云えない。番組の内容だって、地上波もBS共に良質なモノが多い。バカ番組専門の民放より余程マトモだ。

他の有料放送、例えば映画やスポーツが楽しめるWOWOWは、月額約2500円だから、年間計3万円。NHKの2万5千円に目くじら立てる理由があるんだろうか?

また、やろうと思えば、スクランブル化は技術的に可能だろうが、ソレじゃ、NHKは見ないから契約しませんよ、と云う国民が、実際にどれだけいるんだろうか?

聞くところ、代表はじめN国党関係者は、NHK相手の訴訟に多数関わってきたとか。NHK帯域除去フィルターやワンセグなど、様々な受信料ネタで次々と裁判を起こす執念が凄まじい。

立花さんのNHKに対する思いは、一般人には理解し難い「怨念」や「呪い」の類なのかも知れない。恨みを買ったNHK側にすれば、ホラー映画を見ているような、ゾッとする気分だろう。


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posted by yohkan at 10:45| Comment(50) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする